オリジナルの仕事

近年の技術進歩はすさまじく、次から次へと新しい技術や生産方式が生まれています。

仕事はアウトソーシングされ、現場作業は機械化され、エンジニアの仕事もどんどん変化しています。そして、その流れはさらに加速していくことでしょう。

 

変化の激しい時代の中にあって、モノづくりに夢や希望を持っているエンジニアが、自分の目指すべきモノづくりを追及しつつ、時代の流れにも対応してゆくためには何が必要でしょうか?

 

ANOTHER PRODUCTでは複合的なスキルを身に着けることが変化の激しい世の中を乗り切る助けになると考えます。たとえばメカエンジニアがソフト設計を勉強する、ソフトエンジニアがハードを勉強するといった技術的な組み合わせから、エンジニアが経済や心理学を学ぶといった別分野の知識との組み合わせでも良いと思います。

 

複合スキルの必要性

今日のモノづくりは非常に複雑で、複数の分野が絡み合ってできています。

一人の専門家がいれば済むというものではありません。

 

IoT(Internet of Things)は、物事をネットにつなげて情報を一か所に集めることで、新しいサービスを生み出そうという技術革新の総称です。

ウォーターサーバーを例に考えてみましょう。ウォーターサーバーは専門業者が新鮮な飲み水を届けてくれるサービスです。利用者は水が無くなったら(無くなりそうになったら)業者に注文します。いま、ウォーターサーバーにIoT技術を適用したとします。水が無くなるかどうかはウォーターサーバーのセンサーでわかります。各利用者がどれだけ水を利用しているのか、どれだけ水が残っているのかはネット上に集められます。それによって業者は必要な水量をタイムリーに準備できます。このことは業者が在庫を持たなくてもよいという結果につながります。利用者からしても、注文そのものがいらなくなるかもしれませんし、いつでも汲みたての新鮮な水を得られることにもつながります。

 

こうした新しい概念を使った新しいサービスを考えるにあたって、これまで通り、ソフトはソフト設計者が、メカはメカ設計者がというように分業化して考えてしまっては、IoTの持っている可能性を最大限に引き出すことはできません。センサー技術も必要ですし、ネット(クラウド)の知識も必要です。当然利用者のニーズに向き合う必要もありますし、流通についても理解できる必要があります。

 

足し合わせではなく掛け合わせ

複合スキルを集めるのに、それぞれの専門知識を持った人たちを集めてコトにあたるということも考えられます。しかしそこには、意思疎通という大きな壁が存在します。

お互いの技術を組み合わせるには、優秀なまとめ役が必要です。新たな価値を見出すまでには多くの議論が必要になるかもしれません。そしてそうした議論はなかなか進まないということは誰もが経験済みだと思います。結局当たり障りのない結論に至るケースも多いはず。

 

モノゴトの可能性を引き出すためには、足し合わせではなく、掛け合わせをしなければなりません。そして掛け合わせるための最良の方法は自分の中に両方の技術を取り込むことです。

 

すでに一つの技術を身に着けている人ならば、二つ目の技術に取り組む際のハードルはそれほど高くないと考えます。一つの技術に取り組んでいる経験がありますし、勉強方法についても自分なりのやり方が身についているはずです。

それに、普段隣り合わせの部門が行っていた仕事を、自分でできるようになるというのは楽しいものです。自分自身のモノづくりの可能性が広がります。

 

手持ちの技術と新しい知識をうまく掛け合わせることができれば、それはあなただけのオリジナルの仕事になります。

 

オリジナルの仕事の重要性

変化の激しい今日では、自分が一生懸命勉強して身に着けた技術が、次の開発では使わないといったことも起こりえます。かつて携帯電話がポケベルを駆逐したように、破壊的な技術革新がこの先増えることは間違いありません。そういった変化に対応するためにも、複数分野に枝を伸ばすことはこれからの時代において必須のことかもしれません。

 

もちろん、複数分野に取り組むことはモノづくりにおける環境の変化に対応することだけが目的ではありません。1つの技術しか持っていなければ、問題解決の方法はその技術に頼らざるを得ません。複数分野を持つことで、一つの専門分野しか持っていない人には思いつけない発想が生まれる可能性があります。

 

世界的に有名なデザイン会社IDEOで働く人たちの経歴は非常にユニークです。

エンジニア兼マーケティングの専門家、人類学者で工業デザイナー、心理学者で建築家といった人たちが働いています。

ANOTHER PRODUCTでは、オリジナルの仕事を作るをコンセプトに、メカエンジニアがソフト設計を勉強する、ソフトエンジニアがハードを勉強するといった機会を作って行きます。

 

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