コース概要

一口に物作りといっても細かく見ればさまざまな工程があります。アナプロのコースは物作りに関する一連の工程(アイデア発想・デザイン・プロトタイプ・評価)をすべてご経験いただけることを目指しています。初めはピンポイントで興味のあるスキルや知識をマスターし、より本格的に取り組みたくなった場合は、学習範囲を広げていくことができます。例えば機械設計ができる方はデザインのスキルを身に付けてスタイリングに挑戦することを可能にします。逆にデザインができる方は、自分で作るスキルを手にすることで、より自分のイメージに機能や造形を近づけることができるでしょう。ソフトやハードウェアエンジニアは、タッパーをケースとして使わなくて済むかもしれません。物作り系のエンジニアやデザイナーは分業制が当たり前とされてきましたが、デジタル化が進んでいる今日では誰でもチャレンジすることが可能です。3DCADで作ったデータは、3Dプリンターを使って立体にすることもできますし、プロモーションビデオにも使えますし、ゲームにも使うことができるのです。実際に他分野のスキルを応用したアウトプットは現在進行形で増えています。分野横断型のスキルが必要不可欠な時代になりつつあるのです。足りない知識や経験は、自分でやらなくてもどこかから補完すればよいという考えもありますが、アナプロでは、はじめからこの選択をすることはおすすめしません。なぜなら、誰かにお願いすることによって、あなたの物作りがあなたから離れてしまう可能性があるからです。誰かと協力するにしても、あなたのコンセプトから逸脱してしまっては意味がありません。また個人の物作りである場合、あなたに無償で協力してくれる人はなかなか見つからないでしょう。そもそも専門スキルは高額です。そのために、交渉術を勉強したり、お金を準備するといったことは本末転倒です。あなたは物作りを楽しみたかったはず。思い切って自分でやってみましょう。複合スキルにチャレンジすることは、あなたがあなたの物作りをコントロールする力を養い、あなた自身を自由にします。

 

効率的に学習するために

アナプロに限ったことではありませんが、隣り合う工程で必要となるスキルは自然と似てきます。例えば3DCAD系のソフトはデザインの検討にも使えますし、プロトタイプを作る際の本格的な設計にも使えます。Adobe Illustratorはアイデア発想のまとめにも使えますし、デザイン検討にも使うことができます。一つのスキルを習得すると他の用途にも使えることがありますので、だんだんと学習は楽になります。とはいえ、応用が利くスキルとピンポイントのスキルがありますので、その見極めは必要です。アナプロでは短い時間で効率的に習得できるようにテーマを設定し、さらに将来的に分野横断学習にスムーズに移行できるよう、応用のきくスキルを使用します。まずは体験していただくことを念頭に置き、業界的にはあまり使われないスキルの組み合せも試みます。また、個人学習を想定しているため、できるだけお金をかけずに学習が進められるようにツールを選んでいます。
残念ながら、技術スピードが著しく早い今日では、身に付けたスキルが使われなくなることが少なくありません。しかし、開発環境が変わっても取り組んだ経験値は残りますので、すべてが無駄ということはありません。基本的に、技術進歩は作業者の負担を減らす方向に進んでいます。少しがっかりしたら受け入れて、新しい環境に順応しましょう。

 

各コース概要

デザインスキル学習コース

デザインスキル学習コースでは、デザインという概念にふれたことがない方を対象としたデザインの捉え方についてのアドバイス、デザインツールの学習動画、学習環境、参考書についてまとめています。CG系のツールも意匠デザインとしてこの中で扱います。
デザインという言葉は抽象的で、捉えかたはさまざまです。スタイリングをイメージする人もいれば、コンセプト設計をイメージする人もいます。ユーザービリティをイメージする人もいれば、アートっぽい要素をイメージする人もいます。デザインを口にする人が学んできた環境によるところが大きいようです。誰もが自分なりのデザイン論を持っています。アナプロで経験をつんで、あなたなりのデザイン論を構築しましょう。
また、今日ではデザイン業界も様々で、Web系デザインもあればキャラクターデザインもあります。家電系のデザインもあればカーデザインもあります。アナプロでは広く、形のある製品デザインを扱います。

 

 

動かすスキル学習コース

動かすスキル学習コースでは主に、3DCADを使った設計とRaspberryPi やArduinoといったマイコンボードを使ってプロトタイプを動かすスキルについてまとめています。
大学の授業でもそうですが、技術系のスキルを学習するときに、要素技術から入るとなかなか全体像がつかめず、好奇心もわきません。ロボットを作りたい人が、モーターの作り方から始めてはいつまでたってもロボットは形になりません。まずはイメージ優先で出来合いの物を組み合わせて形にすることを目指します。その過程で必要なスキルは見えてきます。いったん形にしてみてその後で、小さくするにはどうすればよいか、形状を変えるためにはどうしたらよいか、といった課題を追及してゆけばよいかと思います。一般的に学術書は概念についてまとめているだけで実用本ではありません。実用的なスキルについては企業内で経験によって身に着けことがほとんどです。さらに物作りの現場では、あらゆる解析ソフトを使って自動化されていますので、あまり難解な本が読み解けないからといって、気にする必要はありません。まずは遊び感覚で初めて見るのがおすすめです。アナプロではできるだけ現場に近い実践を意識した教材づくりに取り組んでいます。

 

 

アイデア発想学習コース

アイデア発想学習コースは少し特殊な領域です。継続的にアイデアを生み出さなければならない個人や企業の中で物作りをしたい方にとって必要なスキルです。アイデア発想について、イノベーションに取り組む企業で注目されている分野です。学校では習わないため、まだ確立されていない領域とも言えます。(大学では扱う学校も出てきています)。
アイデア発想はデザインスキルと被る部分があります。個人的には、新しい価値観を生み出すのはデザイナーの仕事と考えていますが、デザイナーの感性を持っていない方でも、方法論を用いてアイデアについて考えることができます。アイデアとは詰まるところ価値観です。その価値観について考えるワークや調査方法がいろいろと考案されていますので、そちらをご紹介しつつ、使いどころについてレクチャーします。アイデア発想法の学習で間違ってはいけないのは、方法論は道具であって答えを導きだすものではありません。多少、見にくい価値観を見やすくすることはできますが、何に価値を見出すのかを決めるのは、あなたや、あなたの製品を使う人たちです。なにはともあれ、まずは価値について考える機会を持ちましょう。

 

どの順番で学べば良いのか?

学習するのに最適な順序があるとするならば、好奇心をもって取り組める順番です。
一連の工程をすべてマスターしないと物作りができないなんてことはありません。まずはアイデアの実現に必要な、動かすスキルやデザインスキルから集めていきましょう。学習の初期段階では手持ちのスキルに合わせて、作れそうなものにチャレンジすることも選択肢です。少しずつできるコトを増やしてゆくプロセスを楽しみましょう。

 

▼シェアをお願い致します!▼

お問い合わせ・ご相談はこちら

メールでのお問い合わせ

contact@anopro.net

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム »

コラムテーマ一覧

過去のコラム

主なコラム

⇑ PAGE TOP