ほんのちょっとの工夫がほしい②

2015.03.14 (土)
ほんのちょっとの工夫

前回に引き続き、ペン先の交換についてです。

 

ペンの構造は単純です。
ペンとキャップと交換用のペン先があるだけです。

 

工夫を施すならやはり樹脂で、
できているキャップが良いと思います。

 

こういった樹脂性のキャップは、
射出成型機と言われる機械で、
1サイクル2~3秒で複数個をまとめて生産されています。
プラスチックを溶かして、金属の型に流し込む方式ですが、
型が決まってしまえば、あとは自動で生産できます。

 

交換用のペン先は全部で二つ、
すでに装着されているペン先は一つです。

 

交換する際は、単純にペン先を引き抜いて、
変えのペン先を差し込むだけ。

 

交換する際に、
手が汚れるとこを考慮する案もありますが、
自分がこの作業をやることを想像すると、
おそらくティッシュか何かを介して行うと思うので、
今は考慮しません。

 

また、手の汚れを気にしすぎるあまり、
メカメカしい構造や機構を取り入れるのは、
やりすぎな気がします。
ペンの購入価格が高くなることも考慮してのことです。

 

ペン先は、キャップの外周に沿って配置します。

 

現状のキャップは円筒形なので、
机の上でどこまでも転がってしまう構造です。
そこで、ペン先を収納する部分を使って、
転がり止めにします。

 

また、ペン先の収納部分は、
取り出しやすくするためのスリットを入れます。
スリットは、”爪”や”ようじ”で押し出すことを考慮しています。

 

出来上がったイラストは以下です。
キャップ

今回のキャップの設計が、良いか悪いかは別として、
使い手の立場に立つだけで、モノの形変わってきます

 

お断りしておきたいのは、このコラムで、
ペンの設計者やメーカを非難するつもりは全くありません。

 

もしかしたら、
工夫を入れたくても、時間がなくてできなかったり、
周囲から設計変更に係る手間を問い詰められて、
やめてしまったのかもしれません。

 

たとえば、
上のキャップのような設計変更を考えた場合、
出荷時に、芯をキャップに収める工程が増えるので、
製造部門から反対が起きるかもしれません。

 

実際のところは知るよしもありませんが、
残念ながら、そういった内向きな意見からは、
何も生まれません

 

もしもあなたが、
すでに設計に携わっている方であれば、
良心に従って、
どんどん工夫を入れてしまったらよいかと思います。

 

場合によっては却下されるかもしれませんが、
普段から工夫することを意識しておかないと、

 

いざ、本当により良い製品を作るプロジェクトに関わった時に、
正しい答えを導きだすことが難しくなると考えます。

 

工夫することと、
より良い製品にたどりつくことは、
また別の問題だと思うのです。

 

ちょっと工夫するだけで、
作り手の想いは使い手に伝わるものです。

 

アナプロでは、来たるべき、
本当により良い製品を作るプロジェクトに備えて、
いろいろな工夫を常日頃から考えていきたいと思います。

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